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2013年02月19日

●2月の薬局ディスプレイ「クアプファルツ・アポテーケ」ハイデルベルク

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*Kurpfalz-Apotheke

大きなショーウインドウを持つ薬局で、左右にテーマ毎に薬が飾られていました。向かって左は2月という時期にふさわしい風邪に対応する薬剤、右は「全てについて考えていますか?/用意周到ですか?(An alles gedacht?)」という言葉と頭の部分が電球になった人物のポスターを挙げて、マグネシウム、イチョウの葉のエキス、アミノ酸とビタミンB12 の薬剤といったコンディションを高める薬剤が並べられていました。
薬局名のクアプファルツ(Kurpfalz)というのは、「プファルツ選帝侯領」という地域を表しています。ハイデルベルクに城を構えた領主は、神聖ローマ帝国の皇帝を選挙できる7人の有力諸侯「選帝侯」の一人でした。 薬局の場所はハイデルベルク市の西北端の住宅地で、1920年までは市域には含まれていなかった地区ですが、命名者の地域への思い入れが伝わってくる薬局名です。(ドイツ在住・中村典子)

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*左のショーウインドウ

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*右のショーウインドウ

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