●12月の薬局ディスプレイ「アポテーケ・イム・メングラーバウ」ハイデルベルク
ドイツでは11月30日に最も近い日曜日から、クリスマスイブまでの4週間がアドベントと言われる、イエス・キリストの誕生を待ち望む期間(待降節:たいこうせつ)です。街の広場でクリスマスマーケットが開かれ、寒いドイツの冬も一気に楽しく華やいだ雰囲気になります。どこの薬局のディスプレイも楽しいクリスマスグッズで飾られます。また、血圧計やオーガニックコスメなどがクリスマスプレゼント用にラッピングされます。12月に訪問したドイツでたくさんの薬局ディスプレイを見ましたが、その中でもハイデルベルクのApotheke im Menglerbauのディスプレイは圧巻でした。薬局マークの付いたプレゼントを載せた列車がウインドウ内を走っています(電動で動いているのです)。遠くには、薬局マークのついた家が。そしてサンタさんも。街歩く人を楽しませてくるディスプレイでした。Apotheke im Menglerbau(アポテーケ・イム・メングラーバウ)は、「メングラーバウという建物の中にある薬局」という意味です。(吉岡ゆうこ)